SST
- 所 在 地
- 香川県坂出市
- 用 途
- 茶室
- 構造・規模
- 木造平屋建
- 敷地面積
- 1422.58㎡(430.33T)
- 建築面積
- 128.75㎡(38.95T)
- 延床面積
- 128.75㎡(38.95T)
- 設計期間
- 2005.11~2007.4
- 工 期
- 2007.4~2008.4
古稀庵というこの茶室はSSの敷地内に計画された。
SSに隠れるように配置されたこの茶室は玄関、小間、広間、水屋などで構成されている。南東側に露地を配置し、その周辺を囲むように小間と広間を計画した。小間と広間は水屋を介して連結されており茶事における使い勝手を考慮している。
小間は基本的な構成の四畳半で又隠の写しである。正面を南に向けて躙口を開き、正面に床を構える。天井は掛込天井と平天井の構成で躙口上部の掛込天井には突上げ窓を配し採光と換気を確保している。
広間は主室八畳に次の間六畳が続き、東側に入側を設け露地との親和性を高めている。天井は咄々斎の格天井を引用し、格式の中にも柔らかな印象を期待した。八畳には床脇に台目の点前畳を、六畳には大炉を配し様々な茶事を想定した構成としている。
露地は楓を中心に樹木を選定し山里の風景を偲ばせる。
長い年月とともに市中の隠となればと思う。
SSに隠れるように配置されたこの茶室は玄関、小間、広間、水屋などで構成されている。南東側に露地を配置し、その周辺を囲むように小間と広間を計画した。小間と広間は水屋を介して連結されており茶事における使い勝手を考慮している。
小間は基本的な構成の四畳半で又隠の写しである。正面を南に向けて躙口を開き、正面に床を構える。天井は掛込天井と平天井の構成で躙口上部の掛込天井には突上げ窓を配し採光と換気を確保している。
広間は主室八畳に次の間六畳が続き、東側に入側を設け露地との親和性を高めている。天井は咄々斎の格天井を引用し、格式の中にも柔らかな印象を期待した。八畳には床脇に台目の点前畳を、六畳には大炉を配し様々な茶事を想定した構成としている。
露地は楓を中心に樹木を選定し山里の風景を偲ばせる。
長い年月とともに市中の隠となればと思う。