牟礼の家
House in Mure
- 所 在 地
- 香川県高松市
- 用 途
- 住宅
- 構造・規模
- 木造平屋建
- 敷地面積
- 555.00㎡(167.88T)
- 建築面積
- 146.01㎡(44.16T)
- 延床面積
- 128.19㎡(38.77T)
- 設計期間
- 2004.7~2006.4
- 工 期
- 2006.4~2006.11
剣のように切り立った峰をもつことからその名のついた五剣山、そこでは庵治石の採石が今も行われている。敷地はこの山のふもと、小高い丘陵地に位置しており、ここから西には、猛々しい五剣山と対象的に、穏やかな屋島の姿を望むことができる。
この土地に家を建てることをクライアントは望んだ。裏山で採掘される庵治石を用いたのは、当然というよりもむしろ、自然な流れであった。周辺の丁場や工場に石が無造作に置かれているように、石と白い壁で囲んだ空間を、ただその場所に置くことを思い描いた。
空間をなすそれらの壁は、内部と外部とを交えながら不明解な境界を生み出し、さらには周辺環境へ緩やかに導いていく。内部空間と周辺環境との繋がりは、一見静的ではあるが、境界を介して常に代謝を続けている。
とりまく山々のように、静かにその場所に在る建築を目指した。
この土地に家を建てることをクライアントは望んだ。裏山で採掘される庵治石を用いたのは、当然というよりもむしろ、自然な流れであった。周辺の丁場や工場に石が無造作に置かれているように、石と白い壁で囲んだ空間を、ただその場所に置くことを思い描いた。
空間をなすそれらの壁は、内部と外部とを交えながら不明解な境界を生み出し、さらには周辺環境へ緩やかに導いていく。内部空間と周辺環境との繋がりは、一見静的ではあるが、境界を介して常に代謝を続けている。
とりまく山々のように、静かにその場所に在る建築を目指した。