国分寺の家
House in Kokubunji
- 所 在 地
- 香川県高松市
- 用 途
- 住宅
- 構造・規模
- 木造2階建
- 敷地面積
- 249.86㎡(75.58T)
- 建築面積
- 70.38㎡(21.29T)
- 延床面積
- 109.72㎡(33.19T)
- 設計期間
- 2005.4~2005.11
- 工 期
- 2005.11~2006.4
敷地は小規模開発された総数8区画の分譲地の一つである。面積75坪、南側が分譲地内の道路で、東西こそ隣地であるが北は田園風景が広がっており、地方に見られる典型的な住宅地といえる。
主題は、この典型とも言うべき敷地に対して、我々の一般解を導くことであった。南庭、バルコニー、和室、吹抜け、とごく一般的な要素を取り込み、再構築することでいかに豊かな空間とするか、なおかつ虚飾ではない整理された形を導こうとした。
南庭に面したバルコニーは1階リビング・ダイニングの軒を兼ねるが、1階へ届く光を遮らないよう、FRPグレーチングの床とガラス手摺で構成している。ダイニングの吹抜けは内からバルコニーへとつながり、互いに光と開放感を与えあう。1階和室と2階子供室からは北の田園風景を望め、移ろいゆく季節を感じることができる。夜には和室からの光が、リビングとのあいだの障子を介してやわらかくあふれ、行燈のような明かりとなる。
ともすれば住空間の構成要素を詰め込むだけでも成立しうる敷地において、各要素を開いたり閉じたりしながら連続させることにより空間に相乗的な豊かさが生まれ、一般解でありながらもその唯一の場所に住むという感覚を享受できる。
主題は、この典型とも言うべき敷地に対して、我々の一般解を導くことであった。南庭、バルコニー、和室、吹抜け、とごく一般的な要素を取り込み、再構築することでいかに豊かな空間とするか、なおかつ虚飾ではない整理された形を導こうとした。
南庭に面したバルコニーは1階リビング・ダイニングの軒を兼ねるが、1階へ届く光を遮らないよう、FRPグレーチングの床とガラス手摺で構成している。ダイニングの吹抜けは内からバルコニーへとつながり、互いに光と開放感を与えあう。1階和室と2階子供室からは北の田園風景を望め、移ろいゆく季節を感じることができる。夜には和室からの光が、リビングとのあいだの障子を介してやわらかくあふれ、行燈のような明かりとなる。
ともすれば住空間の構成要素を詰め込むだけでも成立しうる敷地において、各要素を開いたり閉じたりしながら連続させることにより空間に相乗的な豊かさが生まれ、一般解でありながらもその唯一の場所に住むという感覚を享受できる。