木太の家
House in Kita
- 所 在 地
- 香川県高松市
- 用 途
- 住宅
- 構造・規模
- 木造2階建
- 敷地面積
- 390.11㎡(118.00T)
- 建築面積
- 160.50㎡( 48.55T)
- 延床面積
- 160.50㎡( 48.55T)
- 設計期間
- 2004.5~2004.8
- 工 期
- 2004.11~2005.4
幹線道路から入った住宅地、周囲にはわずかに田圃が残る場所に敷地はある。街の中心に近いため近年は住宅やマンションが建ち、ゆとりとなっていた田畑は消えていくことが予想される。クライアント家族は、互いのペースを尊重し、適度な距離をもって暮らす夫婦と、まだ幼い子供二人である。
今後の周辺環境を考慮し、外部に対して閉じ内部に対して開くことを考えた。外壁には亜鉛合金板と赤松板を用いた。亜鉛合金板は自然発生保護膜による耐食性に優れ、時が経つにつれ風合いが増していく。赤松も徐々に木肌の表情が変わっていく材料である。一見排他的な外観だが、角度や天候によっても異なる表情を見せる素材を使うことで、日常的・長期的に周囲への圧迫感を緩和し風景と調和するようにした。またポーチのFRP引戸を介して内部の様子が垣間見られ、防犯性を確保しつつも穏やかな境界となる。
内部はコートを中心として各室を配している。リビングからコートを隔てて子供室を伺え、開放的で一体感を感じられる。今は子供との密接な関係を保てる空間としているが、成長に合わせて距離を置くことも可能である。プライバシーを守れる夫婦の各寝室は、一歩部屋を出ればパブリックなスペースへ緩やかにつながる。
家族の中で近すぎず遠すぎない距離を保つよう、平屋を選択した。平屋とすることで空間は広がりながら連続し、互いが自立していてもつながっているという安心感を暮らしにとけ込ませることができた。
今後の周辺環境を考慮し、外部に対して閉じ内部に対して開くことを考えた。外壁には亜鉛合金板と赤松板を用いた。亜鉛合金板は自然発生保護膜による耐食性に優れ、時が経つにつれ風合いが増していく。赤松も徐々に木肌の表情が変わっていく材料である。一見排他的な外観だが、角度や天候によっても異なる表情を見せる素材を使うことで、日常的・長期的に周囲への圧迫感を緩和し風景と調和するようにした。またポーチのFRP引戸を介して内部の様子が垣間見られ、防犯性を確保しつつも穏やかな境界となる。
内部はコートを中心として各室を配している。リビングからコートを隔てて子供室を伺え、開放的で一体感を感じられる。今は子供との密接な関係を保てる空間としているが、成長に合わせて距離を置くことも可能である。プライバシーを守れる夫婦の各寝室は、一歩部屋を出ればパブリックなスペースへ緩やかにつながる。
家族の中で近すぎず遠すぎない距離を保つよう、平屋を選択した。平屋とすることで空間は広がりながら連続し、互いが自立していてもつながっているという安心感を暮らしにとけ込ませることができた。