東本浦の家
House in Higashi-honura
- 所 在 地
- 広島県広島市
- 用 途
- 住宅
- 構造・規模
- 鉄骨3階建
- 敷地面積
- 85.59㎡(25.89T)
- 建築面積
- 50.80㎡(15.36T)
- 延床面積
- 155.94㎡(47.17T)
- 設計期間
- 2004.12~2005.9
- 工 期
- 2005.10~2006.2
南側道路に開けた間口3間の細長い敷地。古い住宅地の中にある26坪の狭小地である。建て替える以前は、光の射さない木造2階建ての住宅であった。
クライアントは40代の夫婦と子供二人。要望としてはとにかく明るい家を、ということであった。しかし南面の道路側以外は住宅が建ち並んでおり、隣同士でプライバシーを守るためにもある程度囲うことは避けられなかった。そこで、囲いつつも光と風が川の水のように流れていくような空間を描こうとした。
道路に面してバルコニーを設けることで南からの活発な光を呼び込み、手摺をパンチングメタルにすることで風を通しながらも外からの視線を遮っている。北には3層吹抜けの坪庭を配し、穏やかだが清々しい光が常時降りそそいでいる。2階のリビングに居ると南北に抜ける風の通り道に身を置いているように感じられ、光は南の開口から流れ込み、分散し減衰しながら影を落し、北からの光と合流して内部に滲み入っていく。さらに光は吹抜けに面する階段を伝い、流れる風と相まって空間の縦の連続性をより感じさせる。
縦に伸びる空間はとかく分断されがちだが、光と風の流れにより空間が互いに個を保ちつつもつながり、広がりを獲得している。
クライアントは40代の夫婦と子供二人。要望としてはとにかく明るい家を、ということであった。しかし南面の道路側以外は住宅が建ち並んでおり、隣同士でプライバシーを守るためにもある程度囲うことは避けられなかった。そこで、囲いつつも光と風が川の水のように流れていくような空間を描こうとした。
道路に面してバルコニーを設けることで南からの活発な光を呼び込み、手摺をパンチングメタルにすることで風を通しながらも外からの視線を遮っている。北には3層吹抜けの坪庭を配し、穏やかだが清々しい光が常時降りそそいでいる。2階のリビングに居ると南北に抜ける風の通り道に身を置いているように感じられ、光は南の開口から流れ込み、分散し減衰しながら影を落し、北からの光と合流して内部に滲み入っていく。さらに光は吹抜けに面する階段を伝い、流れる風と相まって空間の縦の連続性をより感じさせる。
縦に伸びる空間はとかく分断されがちだが、光と風の流れにより空間が互いに個を保ちつつもつながり、広がりを獲得している。