伏石の家
House in Fuseishi
- 所 在 地
- 香川県高松市
- 用 途
- 住宅
- 構造・規模
- 鉄骨造3階建
- 敷地面積
- 69.80㎡( 21.11T)
- 建築面積
- 41.16㎡( 12.45T)
- 延床面積
- 111.73㎡( 33.80T)
- 設計期間
- 2003.8~2003.12
- 工 期
- 2004.1~2004. 8
クライアントは30代半ばの夫婦と子供2人である。周辺環境は高松市の土地区画整理事業により住宅地としての区画が整然と並ぶ。この土地は6mの前面道路に対して奥行8m、面積20坪強といういわゆる「狭小地」である。周囲の土地も同様な大きさのため、隣接する「南」「東」「北」には今後敷地ぎりぎりまで建物が建つことが予想できた。唯一残された前面道路側の「西」は住環境の光を得るには日射の熱量が大きすぎ最適とはいえないため、日照とプライバシーをいかに確保するかが課題であった。
この土地に対する解決方法として、建築可能な最大のボリュームをまず確保し、東側の部分をヴォイドとして抉り取った。このヴォイドからはすがすがしい朝日が射し込み、風は上から下へ、東から西へと流れる。各居室はヴォイドに対して開かれ、外には直に開いていない。デッキから仰ぎ見ると、切り取られた空があたかも自分だけの庭のように思えてくる。またリビングからヴォイドへぬける視線は、室の奥行をより長く感じさせ、狭小でありながらも開放感を得られる空間となっている。
この土地に対する解決方法として、建築可能な最大のボリュームをまず確保し、東側の部分をヴォイドとして抉り取った。このヴォイドからはすがすがしい朝日が射し込み、風は上から下へ、東から西へと流れる。各居室はヴォイドに対して開かれ、外には直に開いていない。デッキから仰ぎ見ると、切り取られた空があたかも自分だけの庭のように思えてくる。またリビングからヴォイドへぬける視線は、室の奥行をより長く感じさせ、狭小でありながらも開放感を得られる空間となっている。