愛光の家
House in Aikou
- 所 在 地
- 愛媛県松山市
- 用 途
- 住宅
- 構造・規模
- 木造2階建
- 敷地面積
- 132.37㎡(40.04T)
- 建築面積
- 78.57㎡(23.76T)
- 延床面積
- 121.44㎡(36.73T)
- 設計期間
- 2004.8~2005.2
- 工 期
- 2005.4~2005. 9
主要駅から程なく辿り着ける立地だが、駅周辺の喧騒を感じさせない静かな住宅地である。クライアントは30代半ばの夫婦と子供1人(予定)と母の4人。敷地面積は40坪と、2世帯にとっては決して余裕があるとはいえない広さである。東西の道路に挟まれ、南北には隣家が迫る。この周辺環境と住空間とをどのように共存させるかが鍵であった。
その解は中間領域にあった。周辺環境から「壁」と「FRP格子」という境界によって中庭を作り出す。境界は時には仕切りとして働き、時にはフィルターとして働く。外部との間に選択的な流動性を保つことによって、中庭は中間領域として成り立つ。
内部については、共有部分のLDKは明るく開放的になるよう2階へ、反対に個室は適度な暗さと安心感を得られるよう1階へ配置した。各居室は中庭に対して開いている。1階から2階へ、リビングからダイニングへと移るとき、中庭を介して相互はつながりながらも、時々に展開していく場面を感じることができる。このつながりは垂直・水平方向に交錯しながら内部空間を成し、また外部へも緩やかに続く。このように中間領域を介することによって、周辺環境との平衡状態を保ちながら住空間を存在させることが可能となった。
その解は中間領域にあった。周辺環境から「壁」と「FRP格子」という境界によって中庭を作り出す。境界は時には仕切りとして働き、時にはフィルターとして働く。外部との間に選択的な流動性を保つことによって、中庭は中間領域として成り立つ。
内部については、共有部分のLDKは明るく開放的になるよう2階へ、反対に個室は適度な暗さと安心感を得られるよう1階へ配置した。各居室は中庭に対して開いている。1階から2階へ、リビングからダイニングへと移るとき、中庭を介して相互はつながりながらも、時々に展開していく場面を感じることができる。このつながりは垂直・水平方向に交錯しながら内部空間を成し、また外部へも緩やかに続く。このように中間領域を介することによって、周辺環境との平衡状態を保ちながら住空間を存在させることが可能となった。